日本語プログラム言語 ひまわり

本屋で、「日本語でかんたんプログラミング ひまわりで学ぶアプリケーション作成」(ISBN:4839913447)という本を見かけた。こいつは、さっそく衝動買いです。


ひまわり(http://hima.chu.jp/)は、日本語で書けるプログラム言語です。日本語で書けるというのは、変数に日本語が使えるというのでなく、制御文法自体が日本語です。次のソースコードを見るとよくわかるでしょう。

「趣味は?」と、尋ねる。
趣味は、それ。
もし、趣味が、「うどん」ならば(
 「私と同じね」と、表示。
)違えば(
 「へぇ」と、表示。
)


「もし」とか書いちゃうところが、素敵です。ひまわり自体はDelphiで開発されているそうです。日本語でプログラミングというと、なんとなく「ぴゅー太」とかを思い出しますが、ひまわりはぴゅーたと違って(?)、開発環境が比較的まともに作られており、プログラムの作成、実行、アーカイブが簡単です。また、既存コンポーネントとのインターフェイスもいろいろ用意されており、ブラウザ操作、EXCEL操作なんてのも、数行で出来てしまいます。


やっぱりというか、どう見てもというか、日本語で書くことで、プログラムは簡単にはらないので、教育用には今ひとつかもしれません。マクロ言語的な使い方、ちょこっとバッチ処理を書くときなどにはいい感じもします。


あと、句読点の処理がもう一歩でしょうか。

「こんにちわ」と表示

はダメで

「こんにちわ」と、表示

と書かないと「こんにちわ」が表示されません。このあたり、文法的に単語を切るのは難しいのでしょうが、日本語なのになぁいう気はします(ケイ素解析でもしないと?)。


あと、メインフレームをあらわす「母艦」って予約語はどうかなぁと思った。