稼ぐが勝ち
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/08/07
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (109件) を見る
内容的には、主に成り上がり指向の強い学生に向けた堀江社長語録という感じです。
おそらく反感を生むだろうが、自分の意見を正直に公言しているところが好感でき、
面白かったです。
ただ、金持ち父さんを読んだときの感想と同じで、
手足として実直に働いている人の存在が軽視されている
(頭ばかりたくさんあっても社会が成り立たない)
ようには感じました。
あと、モノヅクリやバックオフィスに関わる人たちについても
「面白みがなく成長しない仕事」扱いで、
創業時の仲間は最終的に仲間割れする
では、「社長以外は能力が伸びずスネてやめる」
という論理もどんなものか?という気がしました。
「小さいころお金持ちの子と友達になりゲームをして遊んだ」
というエピソードがありましたが、
これは逆にお金持ちの子から見ると、
「一緒にいて面白いやつ」だから友達になれたのだと思います。
きっと、堀江社長もそういう魅力と時代を先取りするアンテナがあったからこそ
成功したのでしょうが、現在の自分の最大メリットを「資金力」においている
(ように本を読むかぎりは感じる)ところが、うーん。。。という感じでした。
なお、まじめに読むのもいいですが、
読んでいて途中でムカツキモードに入った方は、
中谷彰宏先生の著書やB級映画を見るとき同じような見方に切り替えて読んでみるとよいでしょう(数々の名言が書かれており、間違いなく値段分は楽しめます)。
人の心はお金で買える
と公言するのもすごい。
社会の膿
世のおじさまたちたちが読むとムカツクこと間違いなしか。
実は僕は死なないと思っています
錬金術と不老不死は人類の永遠の課題です。