SWOT分析
SWOT分析とは、
- 内部環境(自社)の強み(Strength)と弱み(Weakness)、
- 外部環境(自社をとりまく環境)の機会(Opportunity)と脅威(Threat)
を分析して、さてどうしようという判断を行うための分析方法である。
企業ではないが、大学のイベントサークルに所属するヒロシ(20歳童貞)の彼女づくりについて考えてみよう。
- ヒロシは自分の内部環境の強みと弱みについて分析する。ヒロシは、学校のお勉強はできない(弱み)が、ちょっとした手品という特技(強み)を持っていた。
- そして外部環境についても分析する。ヒロシは実は単位がギリギリで、今後の試験で留年の危機(脅威)がある。しかし試験直後のイベントで、世間の手品ブーム(機会)を受けて一芸を披露することにした。
- ヒロシは、今度のイベントで、頭のいい人が好き(脅威)という彼女に告白しようと思っている。
ヒロシの取るべき戦略としては、以下のものが考えられた
- イベントで手品を披露することで、彼女の心をつかむ。これは機会と強みの組み合わせの戦略である
- まずは勉強して試験をこなす。これは脅威に対する弱みを克服する戦略である。
- 彼女をあきらめる。これは脅威と弱みを組み合わせた撤退戦略である。
ヒロシは、最初の2つの戦略に自分のリソースを3:7に割り振った(まじめに勉強しつつ手品の練習もした)。
そして、イベント当日、ヒロシは思い切って彼女に告白した。結果は、、、「実は付き合っているの」と言われたとです。実はヒロシの他にも彼女を狙っている男がいて、先に告白されてしまったのだ。ライバルの男(脅威)という外部環境の分析が不足していたのである。残念。
うーん、イマイチ。。。
ちなみに外部環境にもマクロな環境とミクロな環境がある。マクロな環境は自社の戦略が影響を与えることができない人口動向や法律といった環境である。内部の環境は自社の戦略が影響を与える可能性のある競合他社や消費者といった環境である。ヒロシの場合、ライバルの男や彼女の特性はミクロな外部環境にあたるだろう。