矢口新の相場力アップドリル (株式編)
- 作者: 矢口新
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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「東証が空売り規制を導入した」「IPOの初値負けなし記録が途絶えた」などの例題を設定し、そのとき株価はどう動くものかを解説した本。54コの例題が載っています。全ての例題について、「投機筋」、「実需筋」という2つの買い手(売り手)に分けて解説しているのが特徴。面白いです。
ただ、著者の言う「ポジションを長くとる方が強い」というのは、なるほどと思うし、そうなんだろうか?とも思います。塩づけ投資家だらけの銘柄なんてのもありますし。例えば、発行済株式数100株の会社があって、99人が1株ずつ、ストロングホールで既に買ってるとしますと。この状況って、単に浮動株が少なくなっただけで、その後株価が上がりやすいとは言えないような。信用残の返売(買)圧力というのは分かりますが、「ポジションの期間」を最重要な要素の一つにしてるのはどうなんだろう?期間は実需筋の傾向であって、要因は違うような。って何のこっちゃ。