ルータのソースアドレスルーティングという機能

ルータの静的ルーティングで、送信元アドレスにより、行き先を切り替える機能は、「ソースアドレスルーティング」というものらしい。この機能、ちょっと古目のルータではちらほらあったが、最近のはなくなってる。例えば、うちのAterm WR7800H(生産終了)にはその機能があるが、NECアクセステクニカのそれ以降の機種ではなくなっている。


マイクロ総合研究所のNetGenesisの場合、ブロードバンドルータ製品にはその機能がないが、ナローバンド対応製品にはその機能がある。昔のダイアルアップのときなどで必要な機能で、ブロードバンドを使う場合、通常必要ない機能なのかな。(新しいカタログではブロードバンドルータにもソースアドレスルーティングありになってた)


WR7800Hの場合、送信元アドレスでPPPoEポートを振り分けられるが、さらにあてはまらなかった場合に、他のルータに流すということができないが、NetGenesis SuperOPT-ITSの場合、そういう設定もできるっぽい(使ってないので怪しいが)。でも、ナローバンド機能なんていらないな。ソースアドレスルーティングができるブロードバンドルータで、ほどほどの値段でいいのないかなぁ。

関連用語

ちょっと調べただけなので正しいのか怪しいけどメモ。

ポリシールーティング

普通のルーティングは、宛先で経路を決めるが、何か設定したポリシーで振り分ける機能。送信元アドレスによるルーティングもその1つか。
http://www.alaxala.com/jp/support/manual/AX2000R/HTML/KAISETSU/0145.HTM

ソースルーティング

パケットの宛先以外に、途中の経路を指示すること。tracertの-jオプションとかか。試験とか混雑緩和に使うらしい。ハッキングに利用されて、現状、インターネット上では受け付けてくれないルータばっか?
http://e-words.jp/w/E382BDE383BCE382B9E383ABE383BCE38386E382A3E383B3E382B0.html
http://dictionary.rbbtoday.com/Details/term2255.html


ぐぐってたら、上の送信元アドレスによるソースアドレスルーティングの意味でソースルーティングと言っているページもいくつか。略かな。