自虐の詩

ビデオ屋で借りてみた。
傍目からは不幸のどん底という設定が前提のはずなのに、何だか微妙だ。
ユキエが美人すぎなのと、イサオがいい人になりすぎ。


安部寛はともかく中谷美紀って人選が、関係者の志の低さを感じる。
演技力うんぬんじゃなくて、もっとブサイクをあてるべき。熊本さんはよかった。


イサオのダメ人間ぶりもイマイチ。ちゃぶ台は返すけど、暴力振るわないし、
心の底では愛があるみたいな設定になってる。
漫画も一応そういう基本設定だったと思うが、例えば、
仕事行って来ると決意して出かけたのが、面倒でタクシー乗って帰ってきて収入0とか
昔の純愛話も本当なのか妄想なのか分からないような描かれ方だったような。


経済的には最下層だが、不幸話を自虐的につづるには、ちょっと幸福すぎかもね