先日の配当落ち狙い売りの反省

http://d.hatena.ne.jp/muimy/20050126#1106720121
のつづき


かなり痛い負けだったので反省しておきます(損額もまあ痛いが精神的に痛い)。

優待権利確定の最終売買日は5日前ですから!

そもそも、私がこの「配当優待狙い空売り」戦法に身を染めていったのは、トイザラスの優待前の上げを狙った買いを失敗した経験からでした。


2004年7月。どこで知ったか、「株主優待前は株価が上がる」と聞きつけ、それに乗ろうと優待前に、トイザラスを買いました。作戦では、優待前に買って、値段が上がったところで、売る戦術です。僕は優待の権利確定日の2週間前ぐらいに買いを入れました。しかし、トイザラスのおもちゃ券という誰しも欲しがる(?)優待がありながら、トイザラスは上がりません。それどころか続落します。しかし、僕は、決めた戦術を守って、がんばって続落しても持ち続け、権利確定日の月末に結局売りました。


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ていうか、「優待の実質的な権利確定は、月末じゃなくて4営業日」(最終売買は5日前)ですから!

知りませんでした。。。。ついでに、業績下方修正の発表もあって、爆下げです。このときの売買は、300株を2500円で買って、2180円で売りました。96000円をかけて9000円分のおもちゃ券を(思いもよらず)ゲットしました。ここでの教訓は以下です。

  • 中途半端な知識は何も知らないより危険
  • というかもうちょっとちゃんと調べとけって

優待権利確定日については以下を参考
http://info-mama.net/kenrikakutei/kenrikakuteibi.htm

しかし、そのとき、身をもって思ったのです。
買いで失敗したということは、そのとき逆に売ればよかったんだ。

そうか、配当、優待後は落ちるのか。
じゃあ、空売りすればいいじゃん。

それ以降、毎月、配当&優待狙いの空売りで毎月、それなりに利益を出してきました。これは必勝法か!?と思っていたのです(いや、負けた銘柄もありましたがトータルでプラス風)。


しかし、、、今回はミスりました。

東京ドームショック

2005年1月、毎月の恒例行事のように、権利確定最終売買日の前に空売りをしかけました。候補銘柄は空売り可能銘柄から次のものを選びました。

銘柄                株価  配当(利回り)  PER    優待             コメント
7956 ビジョン	  1863  16 (0.008)    23.52   -
8068 菱洋エレクトロ 1580  40 (0.025)    29.17   -                下がり気味
8142 トーホー 	  844   16 (0.018)    17.57  お買い物券	  下がりすぎ
9681 東京ドーム	  494   5  (0.010)    19.97  東京ドーム券など   逆日歩発生
9692 シーイーシー	  1136  20 (0.017)    13.16   -

この中で僕は、ビジョンと東京ドームを選び(日足チャートも参考にして)、権利付最終売買日に空売りをしました。


翌日。日経はNYの上げにつられて上げで始まりました。あー、ダメかなとちょっと思いました。ビジョンは多少下げ、(配当凋落金をあわせ)トントンで返買しました。東京ドームも多少下げではじまりましたが、そのうち前日終値にもどしました。


ここで、僕は追加の空売りをしかけました。きっと下がるはず。なぜかそう思ったのです。その日は用事があり、朝外出しました。出先で、株価をチェックするとさらに上げているではないですか!なんじゃこりゃ?思って僕はさらに空売りを追加しました(ナンピン?)。昼家に変えると、爆上げです。。。。損切りしました。


5分足

日足(矢印は空売追加点)

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この失敗の教訓は以下になります。

  • 自分がたてたシナリオと違う状況になった(株価が前日終値までもどしたところ)ところで撤退すべきでした
  • 地合(日経平均などの状況)を重視すべきでした
  • 東京ドームは信用売残が高すぎることも問題でしたが、このあたりもリスクとしてちゃんと考えるべきでした(踏み上げの危険性)
  • そもそもオシレータ(株価のいきすぎ)を過信してはいきません(裏返せば短期トレンドです)


結果論ですが、今回売るべきは、前日高騰した菱洋エレクでした。しかし、配当利回りが2.5%と高く、手を出すのは気が引けました。


日足

5分足


Eトレだと過去の現物、信用の売買履歴がCVSでダウンロードできるので、それの売買履歴のプラスとマイナスを分析すると、自分が痛い失敗をした取引がよくわかります。今回の話とは関係ないですが、意外と記憶にも残らないような売買で大損害を出しているものです。


最近負けてばっかだから失敗ネタを書いていこうと思いだした今日このごろ。