多焦点眼内レンズ

3年ほど前に片目白内障の手術を受けたが、もう片方の目も悪くなってきて、そろそろ手術が必要な気がする。白内障手術では、視力が回復するのはいいのだが、ピント調節機能を持つ水晶体を取っちゃうので遠近のピント調節が聞かなくなる(老眼みたいなもん)のが悲しいところ。


自分は日常生活では、パソコン仕事が大半なので、前の手術のときは眼内レンズの焦点距離は「50cmぐらいでたのむ」と言ってみたが、その後、30cmぐらいのところに落ち着いてしまった。この距離調節はけっこう難しいものらしいので、しょうがないのかもしれないが、せっかく度付きの眼内レンズを入れたのにパソコン仕事でも結局メガネ着用と、ちょっと損した気分ではある。


で、今日改めて白内障関係についてぐぐってたところ、最近は、多焦点眼内レンズ(多焦点IOLs、Multifocal Intraocular Lenses、遠近両用眼内レンズ)というのもがあって、去年ぐらいにけっこう高性能のものが発売されたらしい。

http://www.c-e-c.or.jp/roushi/index.html

2007年6月厚生労働省から2種類の多焦点眼内レンズが認可されました。ReSTORE(ALCON社):回折型とReZoom(AMO社):屈折型の2種類です。

健康裸眼の見え方やピント調節範囲には、はるかにおよばないが、日常生活ではけっこう楽チンだと思われる。3年前にも遠近両用レンズとかあった気がするが、医者もオススメしなかったし、Web上の情報もあまりなかった。今はやってる眼科もけっこうある。新しいものはちょっと人柱的側面もあるし、もっと待てば、またもっとすごいのが出てきそうな気もするけど。


この多焦点眼内レンズは、保険がきかない。普通の白内障での眼内レンズだと自己負担は片眼10万ぐらいだが、多焦点レンズは片眼40万〜50万ぐらいになる。

http://www.lasik.jp/treatment/multifocus/index.html

単焦点レンズ 3割負担 薬代込み約¥120,000
多焦点レンズ 全額自己負担 片眼約¥400,000

多焦点レンズを使わず、単焦点レンズ2つで、焦点の距離を遠、近でずらすというモノビューモノビジョンという方法もあるらしい。こちらは単焦点レンズなので保険が効くが、これも人柱的方法かも。


このあたりの話題について、このブログが勉強になった。
http://eyesurgeon.exblog.jp/