投資銀行が邦銀に屈した日

ISBN:4492654232
読んだ


2008年の金融危機投資銀行の破綻、救済劇の様子が
当時の株価推移や、関係者の動きを追って平易な文章で描かれている。


また、証券化CDSなどがどうしてこのように問題になってしまったのか
について解説されている。とても分かりやすい解説だと思った。
ただ、解説は以前読んだ「教えて、金融のこと(ISBN:4023302732)」という本と
かなりかぶっていた。


最後の章の個人投資家はこれからどうすべきか?という章は
適当に長期やインデックスをお勧めしてる風で他の章に比べてしょうもない内容だと感じた。


題名は、投資銀行が邦銀に屈した日だけど、
バブル時代基準の投資銀行社員のボーナスと給料の支払い、損失補填のために
邦銀が財布にされただけだったりして。。。
まぁ出資が吉とでるか凶とでるかは、何年か後の話ですね。