2次試験は「現代国語」

先週のTACの講義で聞いた話ですが、現状の中小企業診断士試験の2次は、「現代国語」のようなものらしいです。ここで言う現代国語とは、「元々の作品の作者の意図とは関係なく、出題者の意図を読み取って、それに応じた回答を書くこと」を求める試験という意味で言っています。さらに診断士試験は出題文があいまいらしく、出題者の意図を読み解くのが難しいらしいです。そのため、確実に点を取るには、問題文をある程度広く捕らえて、ああでもこうでもOKになりそうな回答を書くのが安全だとのこと。ただし、これは診断士の合格の得点基準が6割だからで、もしこれが8割だったら、危険でも一発必中を狙っていかなくてはいけませんけど。


株でもそうかもしれません(最近何でも株に関連づけてみる気分)。株は影響する要因が多く、上げるのか下がるのか微妙です。恒常的なパフォーマンスを目指すなら、一発必中を目指さず、幅広く買っておくことが重要でしょう(分散しすぎるよりも、知ってる株に集中した方がいいという考えもあるが)。もっとも、1週間で資金を2倍にする必要があるのなら、信用で全額シーマにぶちこむのが適切かもしれませんが。


分散のもうひとつの視点は、チャートだけで買ったり、ファンダだけで買ったり、夢占いだけで買うのは片手落ちかもしれないということです。だって、市場参加者の中には、チャート信者もいれば、ファンダ信者もいれば、ニュース信者もいれば、別の理由で売り買いしている人がいるのですから。ついでに言えば、「長期的には株価は業績を反映する」というのも単に、そう思っている人が多いからそうなるだけのことかも。どの要因、あるいは誰が一番影響を及ぼすかよく検討する必要ありけりです。とは言っても、あれもこれもそれもと考慮していれば、ぐずぐずして決定ができなくなるかもしれません。て、何が言いたいのかわからないオチなし。